今まで何度も気になっていたが手を出さないでいたステレオの改修を行った。
まずスピーカコードの張り直し。LAOXで少し高めのコードを3m買う。
なかなか接続に苦労する。とりあえず低音を変更。
そして今日ホーンスピーカをつないでみた。本当は中音用に考えていたものだが
アンプが2台しかないのでMIDは止めて、高音用につなぐ。するとものすごい音が
出た。よくみるとボリュームが最高になっていた。
こうして低音と高音を別のスピーカで流して聴いてみると、実に当たり前のことが
明白となった。
つまりこれは本当の音なのか、原音を再現しているものなのか。
これは全然分からない。聴いていて耳に優しいところでチューニングするしかない。
丁度CSで岩城さんのベートーベン全交響曲連続演奏をやっていて、5番が始まる
ところだったので、自分流に音を調整してみた。これは始めると際限のない世界
であることがよくわかる。残る高音用スピーカーを見つけることと、アンプ調達が
今年の仕事だ。そのCS岩城さんの放送だが、去年のものを流しているのかと
思ったら違う。去年成功した後、岩城さんの再演を望む声が高まり、岩城さんも
死ぬまで続けると決意した由。この人は本当にすごい。ガンで20数回手術したそうだ。
声も出せなくなりそうだったのを何とか克服し、食べるものも制限されながら
ひたすら指揮者としての道を歩んでいる。最近は大ホームランがない、とさりげなく言う。
普通の神経の持ち主なら、多分力尽きているか、病院暮らしのはず。
彼曰く、指揮者は自分の頭の中で全部暗譜した旋律をどのように演奏するか、
この拍を一つ遅くする?とどうなるかを考えるという。それは壮絶な頭脳労働らしい。
その苦しみに較べたら、病気のリハビリなんて何のことはない。
それだけの集中力と頭脳使いでないと指揮者なんて務まらないということ。
これは正直うらやましい限りだ。
そう言えば紅白で山崎さんが歌っていたバックをやっていた弦楽アンサンブル、
結構年に人が多かった。あんなアンサンブルに参加できないかな。チェロもいたし。
普通女の子ばかりのアンサンブルが多いのに、あれはよく見て一人しか女性が
いなかった気がする。なんてやつかな?調べてみるか。
ということで年末考えたことは、結局これから何をやるかということ。
それでいいと思う。会社のサイト変わったけど、FやIのように王道を行くのが自然。
TやHは何も変わっていなかった。HPはいつも変わるな。
センスと感性が乏しい部門だな。悲しいけどこれは事実。
アマゾンで昨日買った羽生さんの本は面白い。本屋でなかなか探せなかったのを
アマゾンを使って買ってみた。本屋回りは大好きな趣味なので、これをはずす気持ちは
ないが、確かにこれは便利。翌日届くのもうれしい。送料無料だし。
梅田さんのご指摘を待つまでもなく羽生さんはすごいね。

定跡からビジョンへ
定跡からビジョンへ
posted with amazlet on 06.01.01
羽生 善治 今北 純一
文藝春秋 (2004/07/22)