定年って

こんなものでした?昔々は、定年退職の日、夕刻に会社の前に黒塗りのハイヤーが止まり
定年を迎えた人を待つ光景があったはず。そこには長年会社に貢献した人への感謝の念が
込められていたはず。確かにSCは定年ではないが、SC明けの人を前の職場で改めて
送り出すのだろうか。2年もたてば職場自体が変わったり、無くなったりしていることも
まれではない。つまりこれは事実上のNRであるのは明白なのだが、おもてだっては誰も
それを指摘しない。職場の人間関係が随分とドライになったこともそうだが、まわりの
人間に対して配慮の心を持つ余裕がなくなってきているのだと思う。自分のことで手が
一杯なのだ。そんな状況の中で熱い連携など可能なのだろうか。
あまり流れ作業的に送る言葉のを言わないで欲しい。その空虚さが心に刺さらないのか。
山本さんの最後の言葉は立派だった。そして最後に我々に向けて振った手が何を語って
いたのか。