早いペースで読む本
この休みは本当に乱読になっている。
amazonで買った国領さんの
「オープン・ソリューション社会の構想」は面白い。そしてかなり深い。
オープン・ソリューション社会の構想
posted with amazlet on 06.01.09
いるので、気が抜けない。レポート用にポスト・イットする。
「パーソナルブランディング」という本。進さんの年賀状に、個人ブランドの話が
書かれていたこともあり、昨日久我山駅の啓文堂でつい買ってしまったもの。
パーソナルブランディング 最強のビジネスツール「自分ブランド」を作り出す
posted with amazlet on 06.01.09
これもポスト・イット対応本だ。
そして「悲劇週間」矢作俊彦。
前に読んだ「ロング・グッドバイ」とほんとに同じ著者なのかと疑わせるような作品。
大学さんのことを書いていて、文章のトーンがユニーク。
こんな業を使える作家という職業に魅力を感じる。
それと全然関係ないが、先の国領さんの本と、この矢作本の装丁が似ている。
今はこんな感じがはやっているのか。
勿論これも面白かったが長いので斜め読みタイプ。フェセラに会いたくなるな。
筒井康隆という人を誤解していた。かなり以前、「文学部唯野教授」というハードカバー
を買ったことがあったが、そんなに印象に残らなかった。勿論、作品が多いのはよく
知っていたし、断筆宣言したりということも知っていたが、今回「敵」という文庫本
を読んで、すっかり見直した。この人はすごいや。その人間観察力が。
そのほかに原寮の「さらば長き眠り」も読んでいるオレは一体何を求めているのだろう。
これがまた面白いんだな。こういう本は、何か気が晴れないでいるときとかに
読む本だな。世の中の動きとかに関係なく話に引き込まれし、その中に逃避できるから。
どうして原さんが、あんな風に書けるのか。こちらもすごい。また作家にあこがれる。
作家の個性なのかもしれないが、住所とかその場所にある建物なんかがそのまま
出てくる。そこがまたいい。すごく落ち着くし、嘘がないよな。