早いペースで読む本

この休みは本当に乱読になっている。
amazonで買った国領さんの
「オープン・ソリューション社会の構想」は面白い。そしてかなり深い。

オープン・ソリューション社会の構想
国領 二郎
日本経済新聞社 (2004/07)
売り上げランキング: 119,238
この本を読んで、触発されることが多いが、何せ文章一つ一つが考え抜かれて書かれて
いるので、気が抜けない。レポート用にポスト・イットする。
「パーソナルブランディング」という本。進さんの年賀状に、個人ブランドの話が
書かれていたこともあり、昨日久我山駅啓文堂でつい買ってしまったもの。
パーソナルブランディング 最強のビジネスツール「自分ブランド」を作り出す
ピーター・モントヤ 本田 直之 ティム・ヴァンディー
東洋経済新報社 (2005/06/01)
売り上げランキング: 1,260
現在の自分のブランド価値とでもいうものを整理するのに便利ではないかと思い購入。
これもポスト・イット対応本だ。
そして「悲劇週間」矢作俊彦
前に読んだ「ロング・グッドバイ」とほんとに同じ著者なのかと疑わせるような作品。
大学さんのことを書いていて、文章のトーンがユニーク。
こんな業を使える作家という職業に魅力を感じる。
それと全然関係ないが、先の国領さんの本と、この矢作本の装丁が似ている。
今はこんな感じがはやっているのか。
勿論これも面白かったが長いので斜め読みタイプ。フェセラに会いたくなるな。

悲劇週間
悲劇週間
posted with amazlet on 06.01.09
矢作 俊彦
文藝春秋 (2005/12)
筒井康隆という人を誤解していた。かなり以前、「文学部唯野教授」というハードカバー
を買ったことがあったが、そんなに印象に残らなかった。勿論、作品が多いのはよく
知っていたし、断筆宣言したりということも知っていたが、今回「敵」という文庫本
を読んで、すっかり見直した。この人はすごいや。その人間観察力が。
敵
posted with amazlet on 06.01.09
筒井 康隆
新潮社 (2000/11)
売り上げランキング: 69,596
そのほかに原寮の「さらば長き眠り」も読んでいるオレは一体何を求めているのだろう。
さらば長き眠り
さらば長き眠り
posted with amazlet on 06.01.09
原 りょう
早川書房 (2000/12)
売り上げランキング: 48,555
これがまた面白いんだな。こういう本は、何か気が晴れないでいるときとかに
読む本だな。世の中の動きとかに関係なく話に引き込まれし、その中に逃避できるから。
どうして原さんが、あんな風に書けるのか。こちらもすごい。また作家にあこがれる。
作家の個性なのかもしれないが、住所とかその場所にある建物なんかがそのまま
出てくる。そこがまたいい。すごく落ち着くし、嘘がないよな。