今日も天気悪く

書籍整理などをしていてフト高校の同窓会雑誌を発見。たまには覗いてみるかな。
東京支部みたいなものもあるし。何となく懐かしい感じがする。
団塊世代の話が最近多い。金曜日の国領さんの話にも、団塊と地域コミュニティと
いうお題が出てきた。堺屋太一が勿論欠かせないが、この人の主張(最近の)は、
団塊引退=黄金の10年」論というらしい。少し話を読んでみると、それは
「職縁社会」からの離脱と「好縁社会」の生成(創成)ということになるらしい。
これが本当にそうなれるかどうかそこが問題であるが、「地域」というものが
かなり見直され、注目されているのは事実である。三鷹の市長はその点をよく
考えているらしい。それと面白そうだったのは、池上英子さんが書いたという
「美と礼節の絆」という本です。好縁社会のようなものは、日本の中世から始まって
いて、俳句、お花の世界や寺子屋もそでると。この意味で団塊の世代は特殊な世代で
自分たちで好縁社会を持たず、代わりに作ったのが職縁社会だったということ。

美と礼節の絆 日本における交際文化の政治的起源
池上 英子
NTT出版 (2005/07/09)
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結構、団塊論あるいは自らの生き方を考えることは深い世界につながるな。