ガートナーシンポジューム

水曜日から3日間ガートナーシンポジュームに参加した。ゆりかもめ台場駅に接続された
ホテルに3日間まさにカンズメ状態であった。
まず「ゆりかもめ」、これはジェットコースターだな。無人運転でグルリの部分で
スピードを蓄えて一気に降りる。台場とか日テレみたいな派手な駅と日の出、芝浦という
肉体労働者の駅が混在している。モノレール以上に、職種が異なる人々が混み合いながら
海をみつめる不思議。眼の先に見えるのは、全く自然が欠落した金属とコンクリート
ビル群と海。こんな景色にさらされて毎日職場に向かうのは私には耐えられない。
今日の帰りは、灰色の空だった。それは冬景色でもあるのだが、小樽の雪景色の
ような厳しい中に自然が稟として存在する安心感が全くない。何かいたたまれないような
激しい違和感を感じた。
さて、ガートナーのシンポであるが、これはなかなか面白かった。
最初にびっくりしたのは、社長が出てきての挨拶だった。宴会場をブチ抜きにした
広い会場の真ん中に舞台がある。皆ピンマイクを首のあたりにつけているので
演台みたいなものはなく独り立ちになるわけだ。私が驚いたのは、話をしているときの
手の使い方だ。最初は、しゃべりながらこの人は手話もしているのかとおもった。
観客を意識して、様々な方向にむかってしゃべるのだが手が変なのだ。しばらく
見ていて、これはジェスチャーなんだとわかった。外人は無造作に手を使って
話しかける。アクションと話がうまくつながっている。でも日本人はそれが
何ともおかしい。彼らはプレゼン術を教育されているのだが、日本人は手を使って
話す人種ではないのだね。これが一番印象に残った。まあややオーバーアクションで
手振りの上手い人もいたが。