enNetforum特別セミナー

今日はブログのセミナーに参加してきた。
セミナーのお題目は
「企業内SNS、ブログならナレッジを本当に活用できるのか?」
要するに会社の中でブログを上手く活用できるのか?
ってことですが、こういう問いかけはそもそもどうなのって
私は思っていました。個人がベースで成り立っているものを
会社という組織の枠で括ってしまうとどうするのか。
案の定、雑談をブログで許すかどうか?あたりの話題で
まとまりのないパネルが展開されてしまった。
パネラー各位は生煮え状態でかわいそう。
一番の問題はこのセミナー主催者が何を考えているのかだ。
自分たちでパネルの進行を考えるのはいい。
しかし、パネルというのはパネラー相互のやりとりや
駆け引きをどうやって引き出して、その結果として
新しい方向性や考え方を少しでも創出しようとする
ものではないのか。それを強引に自分たちの
ストリーに当てはめようとするなんて。変なパワポに時間をかけるな!
パネラーの紺野さん(多摩大学の先生)は完全に怒っていた。
この人をモデレーターにしないとダメ。
他のパネラーとは考えの深さが違いすぎるよ。

まあ紺野さんは、なかなかいいこと言ってました。
・使う人(ユーザー)がシステムの所有者であること、
 つまり仕組みに惑わされるのではなく、使う側が主体
 であることを第一にすべきである。
・全てのことをネット上でやることなんかできない。
 言ってみれば、(ネットは)記憶の補助として使うもの。
 だから高齢者の書くブログには考え抜かれた真実があり
 注目に値するものがある。
 関係ないけど、トムクルーズって普通の人みたいにセリフ
 を覚えられない(何とかという病気?)らしい。
 そこで記憶を補助するツールを使ってるんだって?
ブログとかSNSもまだ発展途上ですな。
でもこんな風にみんな活用してるんだから、ここから
新しい動きが出てくるんじゃないの。