一種の儀式のような

キックオフ。これが通過儀礼であると同時に、公知の認知とでもいうものになっている。
私の少し前にK氏がいた。彼はどんな気持ちでこのショーを見ていたのだろう。
道化役を演じたくて、それをねだっているエセ道化役の声が妙にでかい。
いい加減にしなさい。君が全てを握っていると思うのは浅はかだよ。
さすがにJの発言は間違いがない。彼はこの筋書きをいつ考えたのだろうか。
おそらくは4月以前に構想を持っていたのではないかと思う。我々は踊りを試された。
どんな風に演じられるかをじっくり確認していたのかもしれない。
何と言っても、Jであれば本来なら何でもできたはずである。最初の時点で。
K氏は自分の信念を貫いたと言えるのか。彼に悔いはないのか。
辞めるかもしれないと、ふと私は思った。