SALESFORCE.COMイベント

昔、ゴルファーには有名な芝ゴルフ場があった場所に建ったパークタワーに行ってきました。ここで某インターネット新興会社のイベントがあり、業務内容に関する興味と建物に対する興味ともにあり、出かけてきました。
会社からは徒歩で行ける距離なので散歩も兼ねて南側の入口から入場。ところで何でここはこんなに目立たないのか。向かい側がテニスコートなのでどちらかというと目線はそちらに。タワーが高すぎて逆に目立たないのかな。入ってみると、まあ普通のホテル同様のエントランスがあり、33Fラウンジから見る東京タワーが迫力らしいが、今回はすぐに地下のエレベーター乗り場に移動。エレベータまでのエントランスが、妙に白い通路になっていて少し奇妙。
B2で降りて少し歩くとコンベンションホールに着く。かなり天井が高い。そして外からはわからないが地下はかなりの面積である。あとで出入口がわからなくなりそう。はっきり言ってこのレベルでは、これといって特徴もない普通のホールでした。この場所にこうしたタワーを建ててどのくらい効果があったものか...1Fにあるジャズクラブが少し気になったが。
今日の演目は、SaaS(Software as a Service)。「サーズ」と発音するが、最近は収まったらしい(?)「SARS」の印象が強くどうもいい感じはしないなと思いつつ出席。これは「ソフトウェア・デリバリーの新しいモデル」とでも言えばいいのか、この会社自体は米国発だが、日本法人社長がいみじくも述べていたように、少し昔にあったASP(application service provider )とは明らかに異なるもので、その間に急速に発展したインタネット環境(PC、サーバー、ネットワーク)を活用した全く新しいタイプのサービスである。
広い会場であったが、CEOの講演時にはほぼ満席に近い状態になった。多分1,000名以上。事前のメールで書いてあった1,500名に近いかもしれない。満席になったのは、タイミングとして、Web2.0の流れがある。これまではどちらかと言えば、BtoC、つまり一般顧客向けサービスの流れが主流でWeb2.0は語られてきた(と思う)。しかし、ブログを企業活動に生かそうとする流れが生まれたように、BtoB(企業向けビジネス)の世界でもブレークスルーすべきと考える人は多い。その流れをうまくこの会社は捉まえたようだ。セミナー前のプロモーションビデオでもしっかりと「Web2.0」という言葉がキーワードで出てきていた。そしてメインは当然「SaaS」である。さらに、価格の安さと導入のし易さも魅力の一つ。こうしたサービスでは
セキュリティ確保が一番気になるが、みずほ銀行の関連会社が事例報告をしているのも上手い戦略だ。そんなこんなで大勢の人がここに集合した。別に、SaaSをこの会社が独占している訳でもないが、今年の流れの一つとしてSaaSを意識しなくてはいけないと強く感じた。